日本政府は、令和二年秋の外国人叙勲に際し、日本・チェコ間の学術交流及び相互理解に寄与した功績を称え、ヤン・シーコラ准教授に対し旭日小綬章を授与することを発表しました。シーコラ准教授は、チェコ国内の日本研究において最も重要な人物の一人です。日本近世経済史や思想、現代日本社会が抱える問題などを扱い、多数の著書を執筆されています。カレル大学哲学部アジア研究所における日本学専攻では、上記の専門である日本近世の経済史や思想の他に、日本の書法や古文書学など教えています。オックスフォード・ブルックス大学、ルンド大学、ハイデルベルク大学、ルール大学ボーフム、ヤギェウォ大学、大阪大学、関西大学など、世界各国の大学でも講義を行っています。また、チェコ政府の要人の外交通訳を頻繁に務めています。